2006年11月

11/24~

11/24
 AMは明日の為に臼や杵を借りに行き、PMは利用契約及び重要事項説明に関する第2回目の保護者会開催。
 今年はアドベント第2を担当する事になり、毎年のようにギターを弾きながら歌をうたう企画を考えたのですが…?。でもスタッフによるコーラス隊?も応援してくれるようになり、頑張るしかないようです。※アドベント(Advent) とはキリストの降誕を待ち望む期間の事で、日本語では「待降節」または「降臨節」と言います。私どもの法人では、毎年、クリスマスの前に子ども達と一緒にアドベント行事を行っており、今年は11月30日から始まり、毎週木曜日に行います。
 夜、山形の次男から来春の行先が決まったとの嬉しい(?)報告。嬉しいのは嬉しいのだが、大学生が2人ともなると諸手を上げて嬉しがるような家計でもないので、次男には申し訳ないのだが、電話を切ってから夫婦でため息をついてしまった。しかし、長男からの「バイトで稼いでいるから仕送りを少なくして良いよ!」の連絡は、少しの救いになるかもしれません。 

11/25【お餅つき&祖父母参観日】
 大勢の方々に参加していただき、お餅つき&祖父母参観日&焼き芋大会を園庭で開催。
 朝は今年一番の冷え込みで臼に溜めておいた水が薄氷となっており、また、イチョウの葉も朝日を浴びて舞い落ちました。昨年に比べると1週間遅れの落葉です。
 運転手のTスタッフさんが丹精込めて作ってくれた紅あずまのサツマイモは美味しい美味しいと大好評。力自慢のお父さん方がついてくれたお餅をお母さんやおばあちゃん方が仕上げてくれ、これまた美味しかったと大好評。皆さんの協力で楽しい一時を過ごすことができました。ありがとうございました。
 また、この日から建物購入資金作りのための“葉っぱでカンパ”活動を開始させていただき、多くの方々からご協力をいただきました。本当に感謝です。

11/26
 奥様にお願いして車検に出していた送迎バスを引き取りに行く(代車費用節約)。

11/27
 AMは利用契約及び重要事項説明に関する第3回目の保護者会開催。PMは明日の某女子短大の講義準備と、数日後に某高校の生徒さんにお話をしなくてはならなくなったための資料作り。若い若い高校生に伝えたい事はいっぱいあるのですが、短大と比べると話しをする時間が短い為、資料作りは難航。能力が問われてしまうのであります。

11/18~

11/18
 PM、来年度就学を迎える2家族の親御さんとの話合い。夜は保護者の方との懇親会に参加したかったのですが家庭の都合で断念し、その都合の時間までは、上田いずみ園が使っている建物を上田市から購入する為に資金(寄附&カンパ)作りの為の“葉っぱ”切り。建物購入資金集めの為のチラシ作りを、才能豊かなHスタッフに依頼し、さっそく原案が作られ『葉っぱでカンパ』という素晴らしい(笑ってしまう)ネーミングのチラシが登場!

11/19
 完全休養日。

11/20
 PM、第1回目の重要事項説明及び利用契約の会を開催。
 
 「ながの発 地域で暮らすということ フォーラム」の参加案内を読ませてもらった。確か、昨年も開催されたように記憶があるのだが、長野県から全国に発信する気概はとても嬉しいものがあります。興味のある方は長野県社会福祉協議会内の『地域で暮らすということフォーラム実行委員会』へどうぞ!
 ただ、ヤッカミ半分ではないですが、何故「子ども」はいつもカヤの外なのでしょうか?「地域」というキーワードの時には、「子ども」は入っていない様な気がするのです。いつも「地域」がテーマの時には何故か障がいを持つ人(者)や高齢者だけが対象となっているのでしょうか?
 上田いずみ園等を利用せざるを得ない子どもたちは地域で暮らしていないのですか?その子どもを育てている家族は地域で暮らしていないのですか?別の言い方をすれば、子ども達は地域の中で本当に暮らしているのですか?子ども達と家族が地域で暮らせる為の支えがあるのですか?
 これ以上書くと年寄りの愚痴扱いになるので止めましょう!

11/21
 21&22日に名古屋市で行われた全国知的障がい関係施設運営協議会に出席。順調に名古屋駅へは到着したものの、適当に歩いていったらだいぶ方向を間違え開催時間には遅れて到着。当初、参加者数は少ないとの情報でしたが、会場へ入ってみると座る席が無い程の満員盛況。やはり障がい者自立支援法に関する厚労省からの説明があると皆さんの関心は高いものなのでしょう。
 1日目は、厚労省による行政説明と、児童入所施設と児童通園施設合同の実態報告、そして、入所施設と通園施設に分かれての分科会、夜は情報交換も兼ねての懇親会。
 1日目の印象は、障がい者自立支援法適用後の各施設の運営状況の厳しさを実感(!)と言う事なのですが、最も印象に残っているのは、懇親会の時に厚労省のS課長補佐との名刺交換後の話です。
 翌22日に長野県知的障がい福祉大会があるにも関わらず、この大会参加に造反してまでもこの協議会に参加した理由は、厚労省のS課長補佐と翌日のO専門官と話をしたかったからなのです。 
 S課長補佐には知的障がい児通園施設に携っている者としての考えを伝えさせていただきました。それは障がい者自立支援法によって利用者負担増だとか施設運営が厳しいとかの現状的(現実的)な問題ではなく、もう少し先の障がいを持つ子どもと家族に対する国と施設の姿勢についての話だったのですが、「私の考えととても近い」とS課長補佐が話されたのには、とても安心しました。
 しかし、課長補佐との話合い後に、全国から参加している施設長たちとの話に加わると、話題の中心は出席率や運営状況ばかりなので、ゲンナリ&ウンザリして、さっさとホテルへ退散しました。業者同士が集まると、どうしても施設中心の発達支援論&運営論になってしまい、当事者から見た発達支援は置き去りにされてしまうのであります。私的極論で言うと、福祉的な支援は、当事者にとって必要な時に、必要な場所で、当事者を中心に必要な関係者によって、必要な内容の支援があれば良いのであって、従前から存続し続ける「護送船団方式」による「施設」が必要なわけではないのです。

11/22
 2日目は厚生労働省のO障がい福祉専門官の講演会。O専門官とは何回かお会いしており面識はあったのですが、今回は本当に良い話を聞かせていただきました。O専門官は国の行く先を考える重要な立場にあると同時に、ご自身がもうすぐ二十歳を迎える障がい児(者)のお父さんという立場にもありますので、今回の講演の内容はとても心に沁みる話だったと思います。前日のS課長補佐もそうでしたがO専門官も、確かに今回の障がい者自立支援法の様々な影響について遺憾の意を示していましたが、私の聞き取り方が正しかったかは定かではありませんが、2人とも共通している事は、「施設」側からの発達支援ではなく、「当事者」側にとっての望ましい発達支援を考えていると言う事でした。もう厚労省には「施設優位」の障がい者福祉論は無いと捉えました。面白くなってきました。

11/23【勤労感謝の日】
 上田いずみ園は休園日。これを書き込んでいる私もそうだが、4人のスタッフが仕事をしている。
 国民の祝日に関する法律では「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」事を趣旨としているのですが、家庭の諸々がある中、またデート?もしないで休日に出てきているスタッフをみると、本当に「感謝」の一言に尽きるのであります。この上田いずみ園は、子ども達や家族にも、そしてスタッフにも支えられているのだと実感するのです。

11/13~

11/13
 AM、上野が丘公民館で開催された保護者OB会に少しだけ参加。養護学校の授業参観日と重なってしまった為、OB参加者は若干少なめでした。その後、蓮の音こども園へ行き、F園長と障害者自立支援法対策(?)の話合いを行いました。

11/14
 AM、信濃毎日新聞社のH記者が子ども達の様子を知りたいと来園。午前中から昼食後までぞうクラスに入って子ども達と遊んで?いた。PMは毎週恒例の某女子短大での講義。「いじめ」「自殺」について小グループでの話し合いを行ってもらうが、いつになく真剣な話合いと報告会だったと感じました。来週は私の都合で休講と言ったら、本当に嬉しそうな顔をしてくれ何か複雑な気分でもありましたが、私が学生だったら休講大歓迎!!

11/15
 お休みをいただき私事で静岡県の浜松市へ。現地で少し時間が取れたので19年前に勤めていた知的障がい者更生施設を久々に訪ねてみた。その当時の利用者は殆ど残っていて平均年齢が47歳とか。私と同じように髪も白い方が多かったのですが、みんな私の事を覚えていてくれ、握手をしに来てくれたり抱きついてくれたり、うれしい持て成しに感激。職員は入れ替わりが有って古い(?)方は少なくなりましたが、何人かの方にも会うことが出来、昔話に花が咲きました。「そろそろ浜松に戻って、この施設をやらないかい?」なんて嬉しいお誘いもいただき、浜松は暖かいのでその言葉に一瞬グラッときましたが、浜松の空は私にとっては広く大きすぎて、何処に身を置いて良いのか分かりにくい所かもしれません。

11/16
 AMは外来相談者との話合い。PMは職員会議後に信濃毎日新聞のO記者が来園。10月からの障害者自立支援法適用と知的障がい児通園施設の利用や運営実態について話をしました。O記者は今年の2月にも来園されていて、問題の多い障害者自立支援法を追っかけています。腹黒い腹の中にある想いをいっぱい話させていただいたのですが、私の話では意味不明で記事になりにくい内容もあり、今後、O記者は苦労するのではないかとお察しいたします。

11/17
 AMは事務仕事。PMは県の方が2名来園して数名の保護者の方に措置制度時代の徴収金の説明会。その合間に外来相談者との話合いに参加。

11/10~

11/10
 今日、嬉しかった事は、ぞうクラスの親子が無事に上越の水族館から笑顔で帰って来た事。水族館の中でも楽しめたようで、また、季節外れの海に入った事も楽しめたようで、何より何より!
 もう一つ嬉しかった事は、きりんクラスのYくんが初めて「園長先生」と言ってくれた事。お母さんからは以前から家では「園長先生」と言っている話を聞いていたのですが、私に会うと何故か黙ってしまうのです。今日は一緒にお昼ゴハンを食べたからかなぁ?
 家に帰ると、明日から北海道へ出張の奥様の発表原稿作りのお手伝い。奥様にとっては新婚旅行以来の何十年ぶりかの北海道。久しぶりの北海道で心ウキウキみたいなのですが、発表のプレッシャーもあるし、天気予報は最悪の状態で、観光する時間も余り無いようですが、天気が良ければ天都山から雄大な景色を眺められるのに、とチョッピリ浮かぬ気分の夜みたいでした。

11/11
 早朝、奥様を見送って、地域の資源回収や家の事をしてから園へ。12月9日に行う30周年記念の行事を控えて各担当はやる事がいっぱいあって、昨夜から泊り込みをした職員が3人。他にも昨夜はシンデレラの馬車がカボチャになってしまう時間を過ぎて残っていた職員も居たとか。皆の協力に感謝するとともに、仕事が多すぎて申し訳なく思うのです。仕事も大切ですが、家庭を大切にしましょう!仕事を作ってしまう園長が言うのも何ですが。
 私も30周年の記念作品関係の仕事を開始、電動の糸ノコを使って板を葉っぱの形に切り抜いて行くのですが、これが結構地味な仕事で、テラスでの座りっぱなしは、体は冷えてくるは、細かい粉が口の中に入りノドが痛くなるは、温泉にユックリ浸かってみたものの、寒気がするのでウイスキーでウガイ?をしてからサッサと布団の中へ。

11/12
 昨日の続きをするために園へ。昨日の反省を踏まえて、本日は寒いので部屋の中に作業場を変更しマスクも着用。2日合わせて300枚程の葉っぱを切り抜きました。しかし、型紙通りに線を引いて切って行くのですが、素人丸出しで、何の為に型を取ったか分からないような出来栄えになってしまったのでありました。上手に切れない時は「世界に一つだけの葉っぱ」なんて歌ってごまかしているのでありました。来客は猫一匹。園庭から私の作業をしばらく覗いていたのですが、愛想も無く、何処かへ行ってしまいました。
 さぁ、今夜もウイスキーでウガイをいっぱいしなくては。何せ今夜までは量を制限するお方も居ず、我が家は無法地帯なのです。

11/1~

11/1
 障害者自立支援法が適用されて1ヶ月が過ぎました。10月の後半は体調不良のお子さんが多く登園も少なかったので、10月分を集計してみると、上田いずみ園が上田沈み園になるかのような、ゾッ!とする数字になり、この先が思いやられます。こんな数字に驚くよりもっと嫌な事は、お子さんたちをお金に見てしまう自分が居るということです。福祉業界が「サービス」なんて云う言葉を使い出したツケが回ってきているのです。

11/2
 PM外来者の相談1件。

11/3~4
 30年ぶりに仙台へ。車移動ですが運転はしなかったものの、乗っているのも結構疲れるものです。

11/5
 中村家全員集合の召集がかかり、早朝、さいたま市の実家へ。私を除く兄弟はそれぞれ近くに住んでいるのでいつも顔を合わせているが、兄弟4人が揃うのは珍しい。しばらく過ごしてから、現地で合流した息子を乗せて首都高速の渋滞に巻き込まれながら都内まわりで甲府へ。息子をアパートで降ろしてから帰路へ。長~い1日でした。車に乗ること3日、この間の移動距離は1600Km。布団に入ったらバタンキュー!

11/6
 PM信毎記者のHさん来園。子ども達への支援の在り方についてお話をさせていただく。
 法人設立&上田いずみ園開園30周年感謝会のお知らせを、旧役員&旧職員へ発送。

11/7
 PM某女子短大へ。講義内容を急遽変更し、文部科学省が未明に発表した「いじめについての自殺予告の手紙」について考える内容に。手紙を出した主には、自殺を止めて欲しいと願うばかりである。

11/8
 早番の日。奥様の出張の日によく早番になるが、今朝の冷え込みは今年一番で、6時前の犬の散歩は辛いものがある。
 PM当法人のH監事が勤務している長野社会福祉専門学校へ。数人の学生さんに障害者自立支援法と知的障がい児通園施設について少しお話をさせていただく。その後、長野盲学校へ行き、お母さんの代わりにMくんを自宅まで送り届ける。

11/9
 送迎バスの運転以外、何にも予定が無い日は珍しい。
 夜、さなだの温泉で体重計にのって愕然とする。最近、服が縮んだと思っていたら体が膨らんでいたのでした。当面の目標はダイエットに決定。
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